SATTON from ETC FILM / ISSUE15

Date : 2010.03
Common Magazine issue15

HUMANREPORT × SATTON from ETC FILM

SATTON / ETC FILM PROFILE

ISSUE15 DETAILS


□ では、よろしくお願いします。

S お願いします。

□ まず写真を撮りはじめたキッカケを教えてください。

S 子供の頃にETC MAGAZINEっていうSK8雑誌を作りたかったのがキッカケ。

□ どんな内容だったんですか?

S 基本的にはSK8カルチャーを取り上げてました。

□ 周りの人を取り上げていたんですか?

S そうだね。あの子が上手いとか、この子が格好いいとかみたいなコトをずっと書いていたかな。当時本当か分からないけどヒカル君って俺の1コか2コ上の先輩のスケーターが外国によく行ったりしていて、ヒカル・モデルっていうモデルを作ったっていう噂があってそういうのを描いていた。ホントかどうか分からないけど。今でも自分の名前のモデルが出たらトンでもないコトだからね。

□ それはスケートの板を出したってコトですか?

S でもそれは怪しいかも。小さい頃だったし。

□ 文章も書いてたんですよね?

S かなりいい加減なことをね(笑)

□ そういう雑誌を作る為に撮り始めたんですよね。

S その時は、全然技術的なモノが無かったので、自分の本を完成させる為に例えば、SK8のハンドレールがあったら、みんなに板を持ってもらって、離した瞬間に撮るみたいな。本当にインチキ写真みたいな(笑)小ちゃい頃にやってたでしょ?

□ ありえないでしょ?みたいな写真撮ってましたね(笑)

S そんなのばっかり撮ってた。リアル感を出す為に舌でほっぺたを押し出してみたり(笑)

一同爆笑
Sそこで写真で食べて行こうなんて幼すぎて全然思ってなかった。

□ 中学校位ですか?

S 小学校高学年から中学校かな?今も作りたいって思ってるんだけど。現実的ではないので携われたらなって未だに思ってるから、こういう仕事をしてるかな。

□ フリーペーパーみたいなノリだったんですか?

S 結局世の中には出ないで自分が読む為に終わってるから何ペーパーって言ったらいいのか答えが見つからないけど。

□ 結構ページ数あったんですか?

S サイズはA4で何ページくらいあったのかな…?20ページくらいはあったのかな?コピー機とか無かったので裏面に印刷出来ないっていう最大の欠点があったね(笑)学級印刷みたいな。

□ 今でいうZINEみたいなノリだったんですね。

S そうそう!何年も掛けて2巻くらい作ってたかな?もちろんパソコンとかも当時無かったし、デザインとかも手書きで、写真も切ったり貼ったりして、拡大縮小もコンビニに行ってやったり。

□ 結構大変ですね。

S 例えば文字を写真の周りに打ちたいって思っても出来ないから、強制的に紙を引っ張ったりして移動して文字を作ったり色々工夫してたね。

□ その頃からそういう素質が花開いてたんですね!

S いやいや、未だに自分がこういう道にいること事態が場違いなんじゃないかって反省してるし。

一同爆笑

□ 元々スケートを始めるキッカケはなんですか?

S やっぱり光ゲンジだと思ってます(笑)

□ ローラースケートですか(笑)

S 単純に俺の年でオーリーできる人はヒーローだったんだよね。それは中学校の時もそうだったんだけど、周りが結構大人な人と遊んでたからメチャクチャ褒められたり、スケートが上手いことが全てだった。

□ スケートを始めた頃の人達っていうのは?

S どうなったんだろうね? 今では全然。

□ 地元の人達では無かったんですか?

S みんな車で遠くから来てたりしてたから。ダイエーの所で夜中の2時とか3時に小学校の頃遊んでたんだけど、そこまで車で連れてってもらって遊んでた。最後までドコの誰だったか分からなかった。ある程度大人になって街で遊ぶようになって、その頃にSK8をやってるのを見てSK8を始めたっていう人に出会ったりとかっていうのがあったりしたかな。ただ俺らが知らないだけで本気でSK8をやっていたチビッコ達はいっぱいいたと思うし、マウイウィンズっていう、新寺のゴールデンティファナとかある近くの歩道橋があるんだけど、そこの脇に凄いコアなお店があって。当時凄い影響力のあるお店でそこに小学校の頃に柏木からそこまでプッシュで行ってた。

□ 小学校の頃だったらかなりの距離ありますよね?

S それが当たり前だと思ってたからね。小学校の頃って板なんてなかなか買えないじゃん。しかも、やっとの思いで買った板を小ちゃい石につまずいて、道路にマークゴンザレスの板がコロコロって行っちゃって凄い早く走っていた車に引かれちゃって15メートルくらい飛んじゃって(笑)折れちゃったから釘でくっ付けて1年位乗ってたりしてた。あと街の市場の脇…

□ イービーンズの裏っすか?

S そう! そこにもSK8ショップがあって、今でも多分真っ赤な看板があったと思うんだけどGZKって。そこが多分仙台の室内パークの走りみたいな感じで。って言っても結構狭い店にバンクが2個あるだけなんだけど。

□ 向かい合わせに?

S 片側だけに。そこにもプッシュで行って滑りに行ったりしてたかな。

□ SK8の写真以外にはどんな写真を撮ってたんですか?

S SK8にしか興味が無かったからSK8の写真しか撮ってなかったかな。

□ 本格的に職業にしてやっていこうと思ったキッカケは?

S SK8の写真を撮る為に技術を覚えたかったんだね。

□ それでスタジオに入ったんですか?

S 本当は写真じゃなくても良かったんだよね。知識も経験も無い状態にもかかわらず、自分はスケーターだという普通の人には不可解な自信だけで、写真スタジオの他にも某デザイン事務所にも履歴書を送るような無謀な事ばかりやってた。結局、デザイン事務所の方は版下の意味が答えられず不採用になったけど、デザイン事務所の人に正直迷った、けど冒険は出来ない!って断られた。どちらにしても、完全にこの世界の素人だった自分が、SK8の傍にいる一つの方法としてこの世界を選び、そして忍び込めた事は本当に奇跡だと思う。

□ それまで写真を独学でやってきたと思うんですけど、スタジオに入って自分の写真で変わったことはありますか?

S 勉強したく無いからスタジオに入った訳ではないんだけど、結局本当にやろうと思った時って何が分からないっていうのが分からない。それがとにかく怖かったっていうか、一番知りたかった事だった。それを知るには商売にするのが手っ取り早かった。まったく写真の勉強ってしたこと無かったんだけど、学校に行けば余計な事をいっぱい教えてもらえる代わりに遠回りっていうか。20歳を超えてたから自分に時間がないって思ってた。最短って考えた時に、写真を撮ってきたっていう経験がないのにプロの世界に履歴書を持って行くのはとても勇気がいる事だったんだけど、自分には時間が無いって思ってた事と、今でもその気持ちはまったく変わって無いんだけどスケーターなら大丈夫でしょ!みたいな変な自信があって入ったのかな。

□ プロの世界に飛び込んで実際に仕事で経験してみて写真に対する考え方や刺激になった事ってありますか?

S う~ん…無いと思う。俺の親父なんかは、好きな事を仕事にしちゃいけないって言われて育ってきたんだけど、逆に俺は好きなことを仕事にしないと他の人に勝てないって思ったんだよね。責任っていう意味では跳ね返りが凄いあるっていうか、中途半端では出来ないっていうのはあるけど基本的にスタンスは変わってないかな。今でもスケートの為に写真撮ってるっていうのがあるし。スケートを今はちょっと休んでいるけど、それでもスケートの為に写真を撮っている。ピストの映像もスケートの為にっていうとみんなは驚くけど、俺は決して遠くないと思ってる。それでも仕事として趣味の写真は違うでしょ?って言われたら、現場で結果を出さないといけないっていう事かな。写って無かったとか撮れなかったっていうのが一切できないから。強いて言うならそういう部分じゃないかな。

□ スケート雑誌の写真を撮るようになったのはスタジオに入ってからですか?

S スタジオに入った後からです。

□ それはどういった経緯でですか?

S それはスケーターのオファーです。

□ それは地元の人ですか?

S プロスケーターの荻堂ね。それが一番最初かな?今だとデジタルなのでそこそこ誰でも撮れるようになっているけど、撮り始めた13、14年前だとポジだったし、スケートの写真でポジだとリスクが多いっていうか。普通にカメラ持ってるっていうだけの人では納品できる写真が撮れないっていうか。ファッションとかだと、ネガとかプリントでもOKだけど中々そういう訳にはいかないんだよね。ポジフィルムで納品できるカメラマンで、スケートの写真を撮れる人ってなると限られてくる。逆にプロのフォトグラファーでも普段滑ってなかったり見てる人じゃないと撮れないと思うし。

□ スケートの写真を撮ってるフォトグラファーと他のファトグラファーでは根本的な違いってありますか?

S う~ん。難しいね。その間の人が最髙だと思うからね。何でかっていうと、スケートの写真って学校では絶対に教えてくれないようなセオリーを無視した無茶な撮り方をしている訳で、そもそもスポーツを魚眼レンズで歪めて撮ったり、その場にはない人工的な光でライティングして撮ったりとか、自然界では見えていない撮り方はタブーな撮り方なんだよね。ライティングしてるからあまり不自然には見えないと思ってるけど合成した写真に見えるときない?

□ ありますね。

S あれは商業写真としては成り立たなくて基本的に。俺がスケートの写真を撮りたくてスタジオに入って、上司にこういう写真を撮りたい!って言っても、何だこの写真は!みたいな反応だから。

一同爆笑
Sさっきの話に戻るけど、スケートの写真を撮りたくてスタジオに入ったけど、結局技術をチョイスして開拓していかないといけないのは自分だったし。アマチュアだったらやってはいけない事なんて知らないから、ボカボカやると思うんだけど、写真って科学反応っていうか、フィルムに光を当てて薬剤でみたいな。だから構造上不可能な事って知って置かないと再現できない事がいっぱいあって。今はデジタルになっているから、そこそこ緩くなってきているけど、この明るさでこの人の動きを止めるには、この位置からだったら、これ位の光量が必要だ!っとか。色々決まり事がある中で撮ろうとするとアマチュアでは、そうとう厳しい所がある。よほど写真が好きで、何回もトライして何故出来ないかって理由を調べ上げないと出来ないと思う。写れば良いって感じではなくて、イチかバチかではなく、コンスタントに写真を届けることを考えると専門誌の写真を撮るにはそうとう難しいと思う。だから荻堂がスケート写真が必要なんだけど撮れる人がいないか?ってなった時に、俺なら撮れるんじゃないか!って来た時は正直嬉しく思ったけどね。それが仕事として一番最初の写真だったからね。

□ サットンさんがスケートの写真を撮る時のスタイルで重要にしてることってやっぱりライティングなんですか?

S そうだね~、まあスケートじゃなくてもライティングだね!ライティングしかないよね。他強いて言うなら雰囲気を大事にしたいと思うけど。その実際写真を撮るまでの雰囲気ね。やっぱり険悪な雰囲気になっちゃえば険悪な雰囲気の写真になっちゃうからね。

□ ピストを始めたキッカケを教えてください。

S PILEも関わってくるんだけど(笑)

□ マジですか?

S あの頃、PILEと安藤さんと土田さんは凄い盛り上がってたでしょ!あの頃のピストの盛り上がりって尋常では無かったし、Webでピストって検索するとPILEのホームページに行き着くからね。無視する訳にはいかなかったよね。こういう仕事をしているから、仙台でピストどうですか?って聞かれる事が多かった。ピストとは?みたいな所から始まって、調べると面白そうなのにドンドン引っ掛かってきて、土田さんっていう強烈な人もいたしね。多分、他の県にもいるのかもしれないけど、お洒落ピストじゃないピストの発信源みたいなのが合ったっていうのが、俺でも行けそう!みたいに思って。俺はもう歳だから、ピストはお洒落だから乗るみたいなのはまったく無くて、こっちの本物系ならいけるかも?って思った。自転車は元々好きだったし。

□ その中でなんでフィルムを撮ろうと思ったんですか?

S 自分らしい方法で、仙台を表現したかったし、仙台には色んな方向性の自転車乗りがいたのは大きい。中でも、土田さん、安藤さん、そしてPILEの影響は大きくて、今すぐにでも映像を残さないといけないような気さえした。結局の所、安藤さんとPILEのパートは実現することがなかったけど、最後の最後まで、撮りたいと思ってスペースは明けていたのは本当だし、二作目でもその気持ちは変わらない。

□ 幼少期にマガジンを作っていた時と変わらない?

S そう言われてみると、そうかもしれないね。なんで自分の方法で表現したいか。って普通の人って分からないかもしれないね。俺もなんで発信しないといけないのか聞かれても分からないもんね。ずっと雑誌作りみたいなので何かを発信しないといけない!って気持ちがあったのかもしれない。

□ 今の段階でこのフィルムを作っている意義とか、もうちょっと先の話かもしれないですけど、このフィルムでどういう事を伝えていきたいと思っていますか?

S 格好良さが全てだと思うけど意味としては、ただ蕎麦の出前を配達しているおじちゃんの姿を見て、誰が格好良いと思うかは正直不安だけど、本物を撮りたいって思っていて、格好だけの人じゃないというか、そういうのは昔から変わらずで、土田さんとかも本物の競輪選手なわけで、本物だけを追っかけてるっていうか。最終的な着地点は分からないけど格好良い本物の特集っていうか。

□ 独特な感じが出てますよね。フィルムを見る前は今まで見ていたピスト・ムービーを撮っているんだろうな。って思っていて、いざ見てみた時になんていうか、凄い独特な感じが出ていましたね。トリックだったりスピードだったりとは違う視点で撮ってますよね?

S う~ん、あれが仙台の全てだと思うんだよね。きっとみんなが、どっかに集まってトリックばっかりやっていたら、そういう映像になっていたと思う。

□ 競技としてではなくて、生活みたいな所が凄い出てるな!って思いました。

S そう言ってもらえると助かります。ただ、単純にそこを分かってくれる人だけではないと思うので、その辺は難しいね。実際、県外とか海外にDVDが出ていってる訳だけど、内容を知らないで、いざ開けてみたらトリックムービーだと思って見てるのに、それが一向に出てこないっていうのは期待外れじゃないかな?って不安に思うことは多くて、必ず渡す時は、トリック重視の映像ではないので、その辺を納得してもらえないと見る価値ないかもよ?って言っても、みんな見てくれているので、今の所、分かってくれてる人が多いのかもしれないですけどね。

□ 比較的昔に比べて仙台のピストシーンがちょっと落ち着いてきてかな~ってみてて思うんですけど。

S それはその通りだと思います。

□ 前の状況ってまあブームもあったと思うんですけど、スケーターの人もピストに乗って、やっぱスケートだなって離れていった人もいただろうし、これから仙台のピストシーンが盛り上がる為に必要なコトって何だと思いますか?

S う~ん、牽引してくれるカリスマみたいな人じゃない?コイツはカッケーみたいな、コイツには負けるみたいな。そういうカリスマみたいな人じゃないかな?やっぱり。

□ 本気でやっててみたいな?

S むしろ俺こんなの遊びでやってるよぐらいの感じの人でもいいと思うんだけど。そういう人って結構かっこ良かったりするんだけど、う~ん、なんだろうね?

□ うまいだけじゃ?

S うまい人はいっぱいいるからね。

□ うまいじゃなくてすごく好きな人?

S そうだね~。でもスケートも一緒だよね。スケートブームで増えたり減ったりはすごい長い間繰り返されてきたし、まあピストの話に限って言えば多分そういうのが繰り返されてモノになっていくんじゃない?

□ カルチャーとして?

S だから遊佐君の店とかみても、俺もあんま行けてないけどピスト止まってねえな~ってちょっと悲しい気持ちになる時あるけど、でもこういうのが繰り返されて、ニセモノじゃないけど合わなかった人はどんどん削ぎ落とされてって最後残った人はすげえカッケェ人だけ残ってるみたいな。また多分スケート降りてた人がスケート乗り始めるように、ピスト降りてた人が乗り始めることだってあるだろうし。俺はこういうこと当然のことだと思うし、こういうことが無いとだめなんじゃないってむしろ思うけどね。みんな右も左もピストばんばん乗ってて知らない間にママチャリみたいになってるのって良くないでしょ?

□ このDVDって基本的に仙台限定で考えているんですか?乗り手だったり、街並であったり。

S 基本のコンセプトはやっぱり仙台だけど、ケヤキノミチデっていう名前は今後一生変わらないと思うので、コンセプトとしては仙台が一番大事なんだけど、やっぱり人っていっぱい関わっていった方が面白いと思うので、なのであえて自分で仙台って括りつけちゃうよりは、名前はこのまま残しつつ、ドンドン大きくしていけたらなと思っています。でも中心は仙台だけどね。仙台のビデオなのに、東京やサンフランシスコが出てきたら最髙だよね。逆輸入ではないけど、現地の人にゲストとして出てもらったりね。

□ 次回作のケヤキノミチデでは何人くらいの人が登場するんですか?

S 前回よりは断然少なくなるかな?

□ それは1人のパート長く取ったからですか?

S パートの長さは前回と変わってないと思います。さっき言ったみたいに、ピストを降りた人は圧倒的に多いし、ピスト乗り始めた人も多いけど、スタイルが出るような乗り方してる人はまだ少ない。誰でも良い訳ではもちろんないので。誰でも良くなってしまったら、人に何度も見てもらえるような映像では無くなってしまうので、厳選していると前回よりは少なくなっちゃう。ただ、機材は大幅に良くなったので、映像のクオリティーが上がったってことで勘弁して欲しい気持ちもある。最後BFFの結果が分かるようになったら、慌てて撮るかもしれないし。どうしても、撮りたいと思う人が減ってるし、会う機会が少ないっていうのもある。

□ BFFに応募したキッカケは何故ですか?

S 撮っている以上は、これからやっていこうと思っているし、撮らせてもらった今までの人の敬意というか。あの人は映像を撮っているけど、趣味で終わらない映像になるっていうね。ワクワクしてもらいたい。

□ 期待感?

Sいまインタビューを受けているけど、これがドコにも出ていかない、ただのインタビューなら、やっぱりつまらないでしょ。これが誌面に載って、誰かに影響を及ぼすかもしれないとか。ちゃんとした形が大きければ、大きい程、今まで撮らせてもらった人も喜ぶと思うし、これから写ってくれる人も喜んでくれるかな?っていうか。何より、俺が格好良いと思ったおじちゃんとか、一般的に言ったらなんて事ない普通の人達が、全国発信で世界同時に公開されたら、鳥肌立っちゃうよね。そういうのが凄い大事なような気がする。はっきり言って、タレントが活躍してるのを見ていて、そんな人より格好良い人や素敵だなって思う人って近くにいるし、そういう人を見てもらいたい。変かな(笑)?

□ 一連して話を聞いていると、何にしてもそういう精神なんですよね。

S TVの中とか、Webの中とか、誰かにコントロールされている気がするっていうか。情報を整理されているっていうか、本物を見てない気がするんだよね。だから、俺も本物を発信できない限り、自分のホームページも作らないし、責任をもてないものは出来ないから。映像は俺が撮ってるし、編集して発信してるから判断はみんなに任せたい。それで、外国の人が見て面白いから公開しようってなればいいかな。

□ 自分が作った作品を、まっさらな気持ちで見てもらいたいってことですね。

S 自分の作品っていうか、写っている人達を見てもらいたい。自分の作品うんぬんっていうより、写っている人達の存在を見てもらいたい。格好良い歌を歌っている人達だけが、格好良いわけではないみたいな。もっと普通の所にも格好良さってあるってところだよね。

□ リアリティって所ですね。

S 今の時代はTV見てるより、YouTube見てるほうが面白かったりするからね。視聴率が落ちたり、広告が減ってるっていうのも、そういう事かもね。素人を特集している番組のほうが面白いし、見ている人もどういう所に本物があるか分かってきてるのかもね。

□ TVにリアリティは無いですからね。

S でも俺の夢はプロフェッショナルに出る事(笑)

一同爆笑

□ 今回のBBFの結果っていつ分かるんですか?

S 4月中には分かるって書いてあったかな?

□ 結果次第では撮り直したり、編集し直すんですね。

Sしないです。一応、BFFの映像が初公開でなくちゃならなくて、多分。BBFがもし仮に決まったら、その全国の上映が終わるまでは、編集も発表もしないと思います。そのかわりポッシャったら速攻で出すかも(笑)


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