
□ Consolidated(コンソリデイテッド)とのスポンサード契約の時のことを教えてください。
M 向こう(カリフォルニア)に行った時にConsolidatedの事を知ったんだけど、カンパニーのコンセプトとかスタイルとかが凄く俺のスケートに対する感覚にマッチしたから、欲しい!!ってそれからずっと思ってて。でもその時伝手とか何もなくて、「どうすっかな~」って思って日本に帰って来た時に、日本のコンソリのアドバンス(ADVANCE)っていう代理店でセールスやってるケンジっていう奴と友達になったの。
その時どの日本の代理店ブランドも全部結構ですって断ってたんだけど、そいつにライダーになんない?って言われた時に、向こう、(カリフォルニアの本社)に直接アプローチかけて繋いでくれるんだったら、サポートしてもらいたいみたいな話をして代理店契約をしたんだけど、距離があるせいか中振らりになってた時期があったんだよね。
俺ん中でやっぱり納得いかなかったし、今日本でプロとか言ってる奴等やデッキ貰ったりしてる奴等は所詮代理店ライダーだから。そのカンパニーの意志がそのままそいつに反映されてないし。インチキじゃんその時点で!
□ えっ、それはアドバンスとのサポート契約して、そこのConsolidatedのライダーっていう事なんだよね?
M そう、けどやっぱり雑誌とかにはスポンサーはコンソリデイテッドとか書かれてて、「お~っ!MARU君コンソリのライダーなんだ!」って言われても、向こうのConsolidatedに行けば「えっ?MARU?知らなーい」。これが現状の日本のスポンサー制システムで、それはもうダサ過ぎるから。
要はアメリカに利用されてるんだよね代理店って。いくら日本でコンソリの看板背負ってやってたもしても、向こうで何にも認識されてないし。そんなの本当のライダー契約でも何でもないから、あーこれはもうダメだと思ってプロモーションビデオ作ってConsolidatedに行ったの、「もう行くしかない!」って思って。英語も解んないから全部英文に翻訳してもらって、映像も編集してスポンサーミー!って最後に入れて作って持って行ったんだよね。そんで直談判したんだけどその時は何も返事が貰えなくて、要はライダーにしてもらえなかったんだ。それがね22歳くらいの時で、お母さんやお父さんにも「そろそろあんたいい加減にしなさいよ」的な時期で、高校出てからずーっとそうゆう感じでやってたからこれが最後のつもりで行ったんだよね。もしこれがダメだったらプロ生活にも一線引いて、あとはもう就職でもして、スケートボードは趣味でやっていこうって思ってたんだよね。「はぁ.....俺のスケボーは偽モンだったんだ.....」って思ったねその頃。んで、日本に帰って来て2ヶ月くらいした頃かな、突然俺の家のパソコンに『welcome to Consolidated !!』っていうメールが来てて!『えぇーっ!!』ってなって。
M それで、毎日QJ(求人マガジン)読んだり就職活動してたんだけど、やってられるかと。そして今に至るみたいな。
□ 22歳くらいに正式なライダーになったと
M そう、日本の代理店ライダーではなくて直接のConsolidatedライダーに迎えてもらえたんだよね。
□ スケートのプロって結局どこが境目だと思う?
M 今は、お金を貰ってるにしろ物だけを支給してもらってるにしろ、何かを貰ってやってる以上プロの意識を持たなきゃダメだって思うけど、アメリカの場合プロとアマの境っていったらシグニチャーモデル(ライダー自身のモデル)を出せるか出せないかなんだ。
□ Consolidatedのホームページで見たんですけど、Pro・Am・Internationalって区分されてたんですけど
M そう、22歳の時はInternationalライダーにしてもらったんだけど、去年自分の板を出してっていうのもこれは、アメリカの本カタログには載ってない板で、スペシャルエディションみたいな感じで作ったんだけど、そこがキッカケでInternationalからAmに昇格させてもらって。 Internationalの時は物だけの支給だったんだけどAmになるとお金も支給されるようになったんだ。その時に初めてもらった時のがこれなんだよね。そんでこれからアメリカに行ってもっと活躍できれば、そこからアメリカのレギュラーシリーズのデッキを自分のモデルで出してもらえるようになるから。そしたら本物のアメリカのプロスケーター。そこに挑戦していくって感じですね。
□ いや~かっこいいね!!
M でもかなり狭き門なんだよね!これはホントに!!
□ 何となくアスリートっていう感じもするね。
M でもアスリートっていう認識はないんだよね。表現者っていうかどっちかっていうとアートに近いと思ってるから。酒も飲むし煙草も吸うし.....何でも。そういうんじゃないと思うから。スケートはストリートのモノだから、ストリートで生きて行く人間がジムでこんなハァハァやっても違うでしょ。だからいくら体動かすっていってもスポーツではないと思うね、スケートは。
□ なるほど、もう生活の一部って言ったほうが良いいね。
M うん、ライフスタイル。スケボー中心に全部生活を組み立ててるから、宗教みたいな感じだね。